QvPen Export Formatter ヘルプ

概要

QvPen Web Viewerは、VRChatの「QvPen」で作成された3Dペンデータを表示・編集するためのWebアプリケーションです。JSONファイルを直接読み込むだけでなく、VRChatのログからエクスポートされたデータも読み込むことができます。

複数フォーマット対応

JSONファイルとVRChatログファイルの両方からデータを読み込むことができます。

3D編集機能

移動、回転、スケール、トリムなどの基本的な3D編集機能を備えています。

エクスポート機能

編集したデータをJSONファイルとして保存できます。

インポート・エクスポート

データの読み込み

QvPen Web Viewerでは以下の2つの方法でデータを読み込むことができます:

JSONファイルを直接読み込む

画面右上の「JSONファイルを直接読み込む」セクションから、QvPenのJSONファイルを選択します。

VRChatログからインポート

VRChatのログファイルを読み込み、QvPenのエクスポートデータを抽出できます。

  1. ログファイルを選択するか、テキストエリアにログデータを貼り付けます。
  2. 「フォーマット」ボタンをクリックして、エクスポートデータを抽出します。
  3. 抽出されたデータから読み込みたいものを選択し、「選択したデータを読み込む」をクリックします。

データのエクスポート

編集したデータは、画面右下の「JSONとして保存」ボタンからJSONファイルとして保存できます。

保存したJSONファイルは、後で読み込んで編集を続けることも、VRChatのQvPen Importerを使ってUnityプロジェクトにインポートすることもできます。

VRChatでの使用方法

QvPenからエクスポート

  1. ワールドにQvPenを設置します
    • Packages/QvPen Exporter/PrefabにQvPen Exporterを導入したバージョンのQvPenが保存されています
  2. QvPenで描画を行います
  3. QvPenのパネルにあるメニューからExport Allボタンをインタラクトして、全てのQvPenのデータをエクスポートします
    • エクスポートされたデータは、VRChatのログファイルに出力されます。
注意
VRChatのLoggingが有効になっていることを確認してください。VRChatのSettingsからDebug > Loggingを有効にする必要があります。

Unityへのインポート

  1. QvPen Web Viewerでエクスポート・編集したJSONファイルをUnityプロジェクトにインポートします
  2. Unity上部メニューからTools > QvPenImporterを選択します
  3. 表示されたウィンドウでJSONファイルにインポートしたJSONファイルを指定します
  4. インポートをクリックして、インポートを実行します
  5. LineRendererとしてシーンに配置されます

エディタ機能

QvPen Web Viewerは、3Dデータを編集するための様々なツールを提供しています。

トランスフォームツール

移動ツール

オブジェクトを3次元空間内で自由に移動できます。X軸、Y軸、Z軸それぞれに沿った移動や、平面上での移動が可能です。

回転ツール

オブジェクトをX軸、Y軸、Z軸を中心に回転させることができます。

拡大縮小ツール

オブジェクトのサイズをX、Y、Z方向それぞれに拡大・縮小できます。均一スケールも可能です。

トリム機能

トリムモードでは、指定した領域内のデータのみを残し、それ以外を削除することができます。

  1. 「トリムモード」ボタンをクリックしてトリムモードに入ります
  2. 表示されたトリムボックスを調整して、残したい領域を指定します
  3. 「トリム適用」ボタンをクリックして、指定領域外のデータを削除します
  4. 必要に応じて「キャンセル」ボタンでトリム操作をキャンセルできます

正規化機能

「原点に正規化」ボタンをクリックすると、オブジェクトの中心が座標系の原点(0,0,0)に移動します。モデルを中央に配置するのに便利です。

座標系の切り替え

「ローカル座標系」ボタンをクリックすると、ローカル座標系とグローバル座標系を切り替えることができます。これにより、オブジェクト自身の向きを基準にした編集と、ワールド空間を基準にした編集を切り替えられます。

キーボードショートカット

QvPen Web Viewerでは、以下のキーボードショートカットを使用できます:

元に戻す

Ctrl + Z

直前の操作を取り消します。

やり直し

Ctrl + Y

取り消した操作をやり直します。

カメラリセット

R

カメラを初期位置にリセットします。

オブジェクトフォーカス

F

カメラをオブジェクトに合わせてフォーカスします。